この時期、ゆずの産地であるわが町にも、
ちらほらと『ゆず』がお店に並び始めていますが、
さわやかな香りで冬の味覚を楽しませてくれるゆず、
お鍋にはもちろん、サラダや和物、スープにも、
ちょっとした風味付けで使えるのが良いですよね。
ゆずの使い方
ちょっとしたアクセントに、風味付けにゆずを使ってみたいものです。
冬場で言えば、一般的なのが鍋物ですね。
皮を削って風味付けをしたり、あとは実も皮も使ってジャムにしたり、
スイーツ・ドリンクにも使えます。
ゆずは加熱しても香りが消えないので、用途は幅広いです。
使い切れない分は冷凍保存もできます。
冷凍のまま、必要な分だけ皮を削ると便利に使えます。
また食用以外にも、お風呂に入れると香りが楽しめて、
体の芯から温まります。
ゆず風呂でリラックス効果も期待できますね。
皮膚への刺激が気になる時は、少量だけにしたり、
果汁だけを浴槽に絞って使うと良いですね。
ゆずの成分・効能は?
ゆずの果実
クエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸類を多く含みます。
皮には、たくさんのビタミンCが含まれ、
レモンの2倍のビタミンCが含まれているのです。
また疲労、肩こりや筋肉痛を予防して、また胸やけなどを防ぐ働きもあります。
美肌つくりや風邪の予防にオススメなゆずは、
お肌の荒れや冷え性が気になる女性の強い味方です。
ゆずの種
ゆずの種には、抗炎症・殺菌作用のある薬用成分がたくさん含まれていて、
炎症性の痛みにも効果があります。
血行を促進するピネンやリモネン、生活習慣病を予防するリモニン、
血管壁を丈夫にするヘスペリジンの作用によって、
血液の循環が良くなり、冷え性やリウマチの症状が緩和されるようです。
また、種の内部にある苦味成分のリモノイドには、
発がん予防・コレステロール抑制作用もあります。
ゆずの皮
ビタミンCの含有量は、実よりも皮に近くなるほど多くなり、
リンゴ酸やペクチンの量も豊富です。
ビタミンCが不足すると引き起こすと言われる、
老化防止や壊血病予防効果もあります。
また、水溶性の食物繊維であるペクチン(種の表面もそうです)には、
コレステロールを抑制したり、糖尿病、動脈硬化、肥満、
下痢や便秘などを予防する効果もあります。
ビタミンCと一緒に摂ることで、血行が良くなるので、
シワ、シミを薄くする効果もあります。
ゆずの絞り方ってどうするの?
香りづけにゆずの皮を削ることがあります。
それは皮に良い香りの成分が含まれているからです。
皮ごと絞る事で、香りが倍楽しめるのです。
香りに含まれるリモネンなどの成分は、
脳の活性化を助け、リラックス効果もあります。
そんな、ゆずの絞り方、実は間違ってた!!!
なんて事はありませんか?
私もこの絞り方を知ったのはつい最近!!
今までは切り口を下にして(皮が上に来る状態で)搾っていましたが、
その逆の絞り方をすれば、品のよい香りと共に濃度の高い果汁が摂れます。
文字で表すのは難しいので、実際に試してみれば一目瞭然。
まとめてみると
色々と書いてきましたが、
このゆず効果を知ってしまえば、皮だけではなくて、
果肉、種まで無駄なく使えるんですね。
すべての部分に、あらゆる栄養素が含まれています。
昔は薬用として使われていたくらいのゆず、
これからの時期、ゆずを見かけたらぜひ手にとってみてはいかがでしょうか?
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